ホタテ箸

ホタテ貝殻の山からバイオマスプラスチックが誕生しました。

ホタテ箸のポップ

ホタテ貝からできたリユース箸の特長

「ホタテ箸」は現時点で唯一実用可能な有機物(ホタテ貝)原料51%含有の新素材です。
年間25万トン廃棄されるホタテ貝殻をアップサイクルしたバイオマスプラスチック新素材として開発しました。
①ホタテ箸はプラスチックと変わらない性能を有した何度でも使えるリユース箸です。
②廃棄するホタテ貝を再利用することで石油原料や木材を使用せず、減プラスチック商品や木材を使わない商品が可能になり循環型社会へ大きな貢献ができます。
③石油由来原料の使用量を51%半減させ、焼却処理時のCO2発生を51%削減する。
④SDGs達成のための企業CSR活動や企業PRにも有効な手段となる。 また、ESG投資を行う金融・投資家にも有効なアピール素材となりえる。

環境省「プラスチック資源循環戦略」への貢献

令和元年5月31日日本政府は循環型社会形成推進基本法に規定する基本原則を踏まえ、プラスチックの3R(リデュース・リユース・リサイクル)を一層推進することが不可欠であると発表しました。
その対策として
①海洋廃棄プラスチックゴミ削減
②使い捨てプラスチックの削減
また年間100万t以上輸出していたプラスチックゴミを今後すべてのプラスチックゴミを熱回収(焼却処理)する方針です。焼却によるCO2発生を抑制するため、2030年までにバイオマスプラスチックを約200万t導入する方針を立てています。

トピックス

★環境白書令和元年版(2018/2019年)に唯一プラスチック代替え可能なバイオマス プラスチック新素材として掲載されました。(環境省による厳格な品質検査実施済み)
★環境省推薦により、G20 環境閣僚部会長野軽井沢大会2019にプラスチック代替え 可能新素材として出展しました。

環境白書で製品紹介とG20環境部会長軽井沢大会出展

製品名

バイオマスプラスチック(生物由来原料51%含有の新素材)
リユース割り箸「ホタテ割り箸」、「ホタテ洗い箸」

製品概要

 ホタテ箸は主原料の帆立貝殻粉末(51%)とポリプロピレン(49%)を原料化し、製品化したものである。
 この製品は大量に廃棄されている帆立貝殻を有効利用し製品化したもので、生産地の環境改善や木製割り箸における森林伐採等による環境破壊、生態系破壊、更には温室効果ガスの吸収源保護による地球温暖化対策等環境負荷への低減が可能なものである。
 石油由来原料使用量を半減化させ、現プラスチックの代替化を可能にしたバイオマスプラスチックである。
 従来の割り箸は割れ損じ、とげ、ささくれ等による怪我の懸念やカビ防止等の処理剤使用により、 食品を扱う器具として安心して使用できない。
 ホタテ箸(リユース「ホタテ割り箸」)は防災備蓄品として長期保存が可能である事から、カビによる 廃棄やリユースできる割り箸である事から使用後の廃棄を大幅に減じる事ができる。
 なお、製品については食品衛生法「食品、添加物等の規格基準器具及び容器包装の規格」に基づく 材質・溶出試験検査実施している。

(1)製品(素材含む)の概要

①原料は大量廃棄されている帆立貝殻とポリプロピレン(重量比51% : 49%)のバイオマスプラスチック
②世界初のバイオマスプラスチック(新素材)から製造したリユースできる割り箸
③主原料国産・粉砕加工(青森県)、製造加工(宮城県)の国産品であり安定供給できる
④従来の木・竹製における健康への負荷懸念を払拭できる
⑤備蓄品としての要件である長期保存ができる

(2)製品特徴

製品概要
材質 バイオマスプラスチック(帆立貝殻粉末(Ca)51% : ポリプロピレン(PP)49%)
特徴 耐熱・耐冷性 +140°C~-40°C
   長期保存(災害備蓄品基準)可
   防カビ剤・漂白剤処理不要
公的証明
意匠登録 登録第1548538号 「割りばし」
宮城県新商品特定随意契約制度認定商品 「認定番号30-1-1」(平成30年変更)
製品(箸)ポリプロピレン含 化材質試験 「日本冷凍食品検査協会」

(3)木製割り箸との比較

ホタテ箸木・竹の割り箸
原料・材質新素材(帆立貝殻粉末51%、ポリプロピレン49%)白樺、竹、アスペン、菩提樹、他
主生産(国)日本中国・ベトナム・他
漂白剤・カビ防止剤無し懸念あり
臭い無臭有り
ささくれ等危険性無し有り
使用期間長期保存(備蓄基準5年)可約4~5ヶ月
トレーサビリティ透明(原料、製造・加工、流通)不透明
環境の影響廃棄帆立貝殻を有効利用森林伐採による環境へ負荷
特徴リサイクル ・ リユース不可

ホタテ箸 製品規格書

商品名ホタテ箸 (割り箸・洗い箸)
成分及び含有量バイオマスプラスチック
□ 帆立貝殻粉末(Ca) 51%
 ・ 食品添加物公定書に遵守した貝殻焼成カルシウム
□ ポリプロピレン(PP) 49%
 ・ 改正食品衛生法に基づきポジティブリスト製品
物理/科学的性質耐熱温度140°C以下
耐冷温度ー40°C以上
酸 ・ アルカリ ・ 油浸透されない
廃棄上の注意可燃ゴミ可(自治体により異なる)
環境への影響主原料廃棄帆立貝殻利用
ポリマーポリプロピレン半減(燃焼時Co2半減)
適用法令食品衛生法
・ 製品(箸)ポリプロピレン含 化材質試験「日本冷凍食品検査協会」 済み